2016年12月31日土曜日

2016ゲーム年 私的ボードゲーム六選

3人ゲーム賞
王と枢機卿
ルール簡単
先手番有利な面、とりあえず先に配置できる利点はある
中間決算のタイミングも先手番有利に調整されている
だからと言って後手が有利な面もあるんだよね
誰かが配置してくれた国に置けるとか、相乗りの効果をいかすとかさ
なので先手、後手ともに楽しめるのは稀なゲームだと思うね
Qwixxとか酷い話だもんね
だから本当に良くできたゲームだよな
手札が3枚
なので配置したくてもできない場合もあるんだよね
この制限が良い具合に効き目があって、あれこれ迷いを避けられる
だけど同色2枚でワイルドとしても利用できるから手札運はそこまで影響はない
行動を微妙に手札で制限しているって言うのが絶妙の具合になっているなと思う
さらにインタラクションもたっぷり楽しめる
邪魔のしあいじゃなくて共存、共栄が目指せるインタラクション、素晴らしい
相乗り万歳
特に枢機卿の相乗りの効果が素晴らしいのでこれで除け者にされるとかなり辛いだろうな
ユーロのど真ん中って感じじゃないでしょうかね


競りゲーム賞
ハイソサエティ
クニツィアの競りゲーム
所持金が少ないと問答無用で脱落するルールの素晴らしさと言ったら無い
お釣り、両替もできないとか、どのルールを取っても無駄が無い、極限まで最適化されているんじゃないのかと思えるような競りゲームの金字塔だと思う
クニツィアの三大競りと言えばモダンアート、ラー、メディチらしいけど、個人的にはハイソサエティも勝るとも劣らない、ってかメディチやったことないのだけどね


インタラクション賞
AssasinCon
とりあえずテーマがいいですね
暗殺者のための博覧会ってことなんだけど、ポップなコンポーネントの割にやってることは暗殺って言うそのエントロピーっぷりがいいですね、わかってるなーっていう感じ
ルールは非常に平易なんだけど、相当なインタラクションの塊と言うゲームなんで、同卓するメンツに要求されるゲーム適応力、あと6人必要って言う条件を達成できるのならとっても面白いんじゃないですかね
いきなり前提知識もなしに、ゲーム会で置いてあったので、これ何ですかって言っていきなりやった割には滅茶苦茶面白かったんだよね
内容は本当に単純なものなので、繰り返し遊んでも飽きないデザインで素晴らしいと思う


ロンデル賞
ナヴェガドール
とりあえずルール、システムが良い
その上更に遊んでも面白いって言う稀有なゲーム
ロンデルって初めての体験だったのだけど、これの発明はすごいっすね
個人的にはワーカープレイスメントより全然圧倒的に素晴らしい発明だと思うわ
ワーカープレイスメントみたいに無理やりなインタラクションじゃなくて、ロンデルってそれ自体にはインタラクションは皆無、ソロプレイ感満載なんだけど、そこはボードやら市場で存分にインタラクションを成立させている
正直、弱点が無いんじゃないかなって言うか、マルチでも二人でも楽しめそうだしロンデルのおかげでこれだけ本格的なボードゲームを初心者でも遊べるようにしてあるとか、もう褒めるところしかない、長所の塊のようなゲームだと思った
ので、おもわず買っちゃったよ


見かけより重い賞
ナゲッツ
これもルール簡単なところの素晴らしさは抜群
さらに、アブストラクト風味だけど実はそうでもなくて結構ブラフとか読み合いの要素が多目なところもよいところだね
見かけやコンポーネントの割に結構重たいプレイ感なところが欠点かな
楽しく盛り上がるよりは、お互い黙っての唸るタイプのゲームなところが好きなところだけど、この手のタイプは一般的には受け入れられない気がするけど
まあ、でもボードゲームの面白さの見本みたいな、面白いとかそういう以前にボードゲームってこういうものだよって言う紹介には最適なんじゃないのかなって思いますね
この日本語版ローカライズは結構良い気がする、タンサンさん良い仕事してますね


テーマ賞
コスモノーツ
とにかくテーマのみ太陽系でレースするって言うだけ
公転と慣性と言う非常に確かなテーマを見事に再現した素晴らしいゲームだと思う
プレイはほぼアブストラクトで、軌道計算とかが精密にできる人だったら開始直後に勝敗が分かるんじゃないのか?って言う感じのゲームなんですけど、そこはまあ思い切ってプレイするって言うことで普通の人間でも楽しめるんじゃないでしょうかね
公転を取り込んだすごろくなんだけど、ただそれだけで本当に素晴らしいものになっていると思う

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