2016年11月30日水曜日

さあ、気ちがいになりなさい

なんか再販されたらしいので、未読の話はないのだけど購入することによってブラウンの再販が促されればという期待を込めて


みどりの星へ
そんなにみどりがいいかね
火星でも行ってみたい気がするけどな


ぶっそうなやつら
ほんとうに物騒な世の中だ
んなわけあるかって言う誉め言葉が相応しい


おそるべき坊や
この簡潔な、あまりにもばかばかしい結末に対しては賞賛しかない


電獣ヴァヴェリ
こういう仮想世界こそSFと呼ぶにふさわし


ノック
一見するとホラーな文章を最高にハッピーなものに変えてみせる、非常にブラウンらしいもの


ユーディの原理
これ最高に面白い
私は頭がおかしくなりかかっている


シリウス・ゼロ
火の鳥望郷編みたい


町を求む
このフィクションなのかどうなのかわからないジャンルって言うブラウンの得意技が光る話


帽子の手品
sfと言うよりは怪奇モノ、ホラーってところでしょうかね
まあこういうのもブラウンは得意だから


不死鳥への手紙
もしかして隣のアイツがコイツだったりしてね
それにしても30年起きっぱなしってすごいな
しかし銀河系のかなたから侵入してきた敵に抵抗できるとは思えないのだが


沈黙と叫び
普通に考えても量子力学的解釈を聞いたらまあとりあえずその奇妙さに対してこういった拒否反応をしめすしかできないよね


さあ、気ちがいになりなさい
自分のことをナポレオンだと思い込んでいる人が本当にナポレオンで、さらに本当のナポレオンがナポレオンのフリをして精神病院へ入院するって言う、こんなすごいアホなことをよくまあ思いついたもんだよね


しかし再販するにしてもこうもすでに読んだことあるものばかりされてもね
火星人ゴーホームとか復刊してくれないかなと願いつつ購入したのだけどさ

2016年11月26日土曜日

11/26名古屋EJF

名古屋EJFに参加したのでその報告

Freaky
数字、文字色、背景色の三種類どれかで揃えて札を獲得する
当然言うまでもなく、獲得できるときは獲得する、できない場合は人の養分にはならないようにする
あそこは取れそうだと思っていると上家に取られて残念感を味わうゲーム
手札運は結構あると思うのでまあ思い切って楽しめることが重要なゲーム
対象が三種類あるのでカウンティングはちょっと難しいんじゃないかなと思う
ので、三種類ある対応を見極める力が重要か
後から思い返してみると何回か機会を逃している印象が強い


Brain Storm
場札に9枚並んだイラストを二枚組で連想するものを言う、早いものがち
皆が納得すれば札獲得
なのでまあ完全に身内ゲームで知り合い同士で和気あいあいと楽しむものですね
なのだけど、結構際どいイラストも含まれているので身内と言うよりは友人知人相手が向いているかも
勝敗は野暮と言うレベル


X nimmt!
ニムトにさらに自分専用の列が追加されたもの
なのだけど6ニムトとの違いで結構な影響があるルールが、場札を引き取った際に手札が増えるところ
なので6ニムトだと終わりが分かりやすいけど、こちらは終わったと思ったら場札を引き取って手札が増えるとかありえる
なので自分の手札が増えても逆転の希望もある
内容の割にはちょっとだけ収束性が悪いかなと思ったのだけど、こういうものだと知っていればこれはこれで面白いかも
カードに描かれている牛の数は同じなので、これ持っていれば普通のニムトは遊べるね


Morocco
自分のコマを配置するためのリソースを取得するフェイズ、さらにその資財で自分のコマを配置するって言う二段階ゲーム
前半は盤面が空いているので適当にリソースを獲得してもなんとかなるけど、だんだんコマを置ける場所が限られてくるので、その点をどう切り抜けるかが勝負かなと
その点の読みが甘くて、とりあえず得点にしか目がいかなくて、後半身動き取れなくて息切れ負けでした
コマ配置のマジョリティ決算で二位を狙って配置トークン入れ替えを1,2個保持しておくことが重要だと感じた


AssassinCon
プレイヤーが暗殺者となって下家の暗殺を試みる
暗殺者は6色、ただし誰がどの色かは秘密
ラウンド開始時下家の色が教えてもらえるのでその色を暗殺するのだけど、あからさまに行うと自分の色がバレる
暗殺に成功すると1vp獲得できるが、自分の色を当てられると自分のvpが相手に、さらに相手に1vpということで自分の色がバレると辛い
これは結構面白いかった
自分の色と下家の色はわかっているのでその情報と場で巻き起こる出来事から誰が何色なのか推測する
こういうゲームを卓を囲んで遊ぶのはやっぱり面白いなって思ったな、こういうのは本当に素晴らしい、ちょっと難しいけどね
けど、6人で遊ぶことができたのが特別面白いと感じたところかも
4-6と言うことなのだけど4は多分面白くなくて5だったらこれはこれでアリかもしれないけどやっぱり6がいいかもね


Bear Valley
キャンプ場で熊から逃げる
バースト系の変形ですかね
誰かが開拓したルートを後ろから追いかけていくことができるので、差がつきにくいって言うところがいいところかな、簡単には追い越せないけどね
初級者と遊ぶといいかも
基本ルールではイマイチ盛り上がりに欠ける展開だったので、せめて道具ルールを入れて面白さを判断したほうがいいかな
結局、キャラクターは遊びませんでした


High Society
競りで色々落札する、落札価値が一番高い人が勝利
だけど一番お金を使った人、所持金が最低の人はとにかく脱落する
あとお釣りがでない
と言う念願のゲームが遊べてよかった
大変面白かった、競りゲームってやっぱり面白いな
しかもお釣りが出ないとか脱落とかあるので微妙に簡素化されていると感じた
あと、競りを値を上げる場合はお金を追加しないといけないルールも効き目抜群
これによって低額のお金にも価値がでてくる
モダンアート、ラーよりもさらに簡単になってるんじゃないかなって思った
でも結構面白い微妙なやりとりが常に発生するし、価値1のものも見逃せないし1金も重要って言うこれだけのコンポーネントでこんなにも面白いことができるんだって言う素晴らしい作品だと思います


Bluff
これいまだに難しいのだけど
しょせんダイスなんだよね、なんだけど毎回早々に脱落することが多いんだよな
とても難しいのだけど


Karuba
さすが年間ゲーム対象ノミネート
これだったら購入者も納得するんじゃないかなって言う、非常に良く出来た間口も広い作品だと思った
しかし、このインタラクションの無さはかなり物足りないですが
とりあえず好みのゲームに変えるなら、各プレイヤー探検家4人じゃなくて各プレイヤー探検家一人を担当するとか
そんで共通のマップにそれぞれタイルを配置するか探検家を動かすかするとか
共通の場でお互いの探検家が邪魔しあったり、お互いが配置したタイルを利用したりとかそういった感じのゲームの方が面白いんじゃないかなって思った


Qwixx
やっぱりパスチェックを付けるかどうかのギリギリを狙えないと勝てないね
その度胸がなかなか出せないんだよな
控え目にいくと得点の伸びの無さに落ち込むんだよな
それにしても、この先手番有利な感じはなんとかならないですかね?ってちょっと思いますが
個人的にはQwintoの方が好きかな


The Game
7枚残った
やるたび思うけどスゴイバランスって言うか、数字を並べるだけなんだけどよくこんなもん作ったなって言うか、いつも感心しちゃうよね


海底探検
これもなかなか安定して楽しめる逸品なんじゃないかなと実際遊んでみて思った
後手番が先に進みやすい仕組みとか引き上げられなかったブツが海底に貯まるとか本当、よくできてるいいゲームだと思った
個人的にはもう少し持ち帰りやすいバランスの方がいいんじゃないかなって思うのだけど、今回やった感じだと多くて二枚持ち帰ることがせいぜいで、三枚持ち帰るとかそうとうあり得ない気がしたのだけど、やっぱり三枚くらい持ち帰れるとゲームとしては面白いんじゃないかなって思うのだけど、海底探検を真面目に考えるとせいぜい一つ持ち帰れるかどうかって言うバランスでもいいのかもしれないな
そこはどうするかで、現実的にするかフィクション寄りにするかのところですよね



本日も同卓いただいた方々、楽しい時間をありがとうございました

2016年11月23日水曜日

EXIT: The Game – The Abandoned Cabin

EXIT: The Game – The Abandoned Cabinを遊ばせてもらったのでその紹介と感想


謎解き系、リアル脱出、ゲームブックとかそういった類のものです
テーマは、部屋に閉じ込められたので、その部屋から脱出すると言うもの
閉じ込められた部屋の扉には3桁の数字の南京錠が掛けられているので、その数字を当てて脱出すればゲーム終了
ただしその扉を開けるためには先ず、部屋の中に存在する金庫やら机の引き出しやらクローゼットやらに、扉と同様に掛けられた南京錠をはずして扉の開け方を入手する必要がある
先ずは手提げ金庫を開ける、そうすると次のクローゼットの開け方が得られクローゼットを開けると机の引き出しの開け方・・・という流れを繰り返して最終的には部屋の扉を開けるとゲームクリア

あとゲームシステム的に、それぞれ鍵を開ける方法にはヒントが用意されている
そのヒントはそれぞれ二段階用意されている
もし開け方がわからない場合はヒントを任意で参照することができるようになっている
ただし、クリア時にヒントの参照数と経過時間によって最終成績が決まる
もちろん時間が早ければそれだけ優秀、さらにヒントも少ないほど優秀な成績になるといった具合になっている

ゲームの特徴としては
・ゲームマスターが不要な作り
・回答者としては一人で挑んでもいいし、複数人で挑んでもいい
・複数人で挑む場合は全員で協力して脱出を目指す
・一度クリアしたら再挑戦はできない(いわゆるレガシーとかキャンペーンもの)

内容に触れるとまったく成立しない代物なので、内容に触れるようなことは一切できないので紹介としてはこの程度のものになってしまいます

実際にやってみた感想としては、結構夢中になってやってしまいました
コンポーネントは比較的簡素な作りではあるものの、雰囲気は非常に重視されていると感じ、少しホラー気味と言うか、サスペンス調のイラスト等とてもいい、雰囲気抜群でした
ただしコンポーネントは公開するとネタバレ全開になってしまうので事前に確認はできないと思います
外箱だけで雰囲気を感じ取りましょう
非常に狭い、限られた空間である密室での閉塞感のようなものは存分に味わえるものだと感じました
ゲームの性質上、繰り返し遊ぶことはできないのですが満足感はある方だと思いますね
密室、脱出などに興味がある方は気にしてみてはいかがでしょうか

遊ぶ際の注意としては、箱などに注意書きがされるかもしれませんが、箱を開けるところからゲームが始まるといっても過言ではないものなので、購入から実際に遊ぶまで時間が空くとしても、事前に確認するのは避けて、箱を開けるところから楽しみましょう
内容物の開け方など、説明書に手順が明記されることになると思います
カードなど事前に見てしまうとネタバレになってしまうので開封の際は十分注意してください
翻訳シールを貼ることも憚られるところにも注意したいところです
事前に翻訳を見てしまうとゲームがまったく楽しめませんのでご注意ください

2016年11月19日土曜日

11/19 758ボードゲーム会

zero(3人)
各方の手札と場札で交換して、自分の手札を揃えるやつ
この「ノック」システム良いね
面白かった
やっぱり思い切ってノックしないとね
あとはどうすれば手札を最大限に改善できるかの見極めだよね
限られた枚数の奪い合いと、大きい数字は失点が大きいのだけど、反面、吐出されやすいと言う特徴とか上手いことつかめると楽しい


さんマニア(4人)
手札を出す順番が大事
思わず取り除かれてしまって止まることもあるし
ルールは結構簡単、だけど微妙に考えさせられるし人との絡みも予想外にあって面白かった
相手に手札を渡せるところがいいね


navegador(5人)
やっぱりこれだけ反響があるのは伊達じゃないって思った
ナガサキを目指さなくても、引きこもっても勝てるって言う噂は知ってたのだけど、果たしてそんなゲームが面白いのかと疑問だったのだけど、評判を裏切らない面白さ
非常にシステムが練られている、砂糖、金、香辛料の相場とか建物の価格とか船、人を雇う費用が、パッと見た限りだとなんか調整できてるのか疑問なくらい簡単な数値なのだけど、意外とバランスよく機能してる
本当の序盤はお互い進み方が似ていて少し大丈夫かなって心配になったのだけど、ちょっとすると皆がそれぞれ違った方向に進みだす感覚は見ていて爽快だったな
こんな上手いことゲームが作れるんだって言うか、多彩だったと言うか
相場の仕組みもなんか上手いことできてるなーって、いろいろな仕組みに感心しっぱなしでした
しかも結構面白いんだよね、人の動向によって相場とか建物とか恩恵とか色々変化があるので、いわゆるダウンタイムってあると思うのだけど、そのあたりの動向に目が離せないので、待ち時間的にはある方だと思うのだけどあんまり気にならないと言うか
欠点と言うほどでもないのだけど、市場でのやりとりが少しだけ煩雑に感じた
収入の計算がほんの少しだけややこしいと言うか(と言うわけで収支計算するものを作ってみた)
またやりたいな


vegas(6人)
6人で遊んだので結構乱闘気味の場だったのだけど、そんな場でも自分のところだけは平穏でいくことができる、ダイスにとても恵まれた状況だったのでうまいことできた
気分が良かったね
結局ダイス目次第なので、あまり深く考えずにダイス目なりに配置していけばいいので簡単なんじゃないかなと思うのだけど、まあ盛り上がるには良いゲームですよね
カードゲームの方はもっと計画的と言うか戦略的に動かないと勝てないけど、こっちはもうダイスなんでそのあたりの思い切りの良さを貫くほうがより楽しめるのではないでしょうか


world's fair 1893(4人)
2回目なのだけど、結局いまだに正しいルールが良くわからん気がする
コンポーネント、カードとか万博の説明とかには注力してるのは分かって、そのあたりは非常に良いゲームなのだけど、ルールの記述がちょっと足りてないんじゃないかなと思う部分はあるかな
結構面白いし、手番で行うことは簡単な割に考えだすと複雑だし、それらを含めても非常に良く出来ているゲームだと思うのだけど、ルールだけイマイチって言うのはちょっと勿体ない気がするのだけど



今日も同卓いただいた方々、ありがとうございました

2016年11月14日月曜日

時代劇見てると情報って重要なんだってわかるわ
合戦とかなんてどこから攻めるかで結果がかなり変わってきそうだから
あと馬で川を渡るシーンがあるのだけど、シミュレーションゲームで川は移動は大変で防御力も低い理由がよくわかるよ
川を渡っているあんなところ攻められたらたまったもんじゃないよね、ありえないよね
もう完全に的以外のなにものでもない状態
しかし「カットで割る」っていうやつは見るに耐えないって思っちゃうからこういう映画みると最近の映画見てられなくなるんだよね、参ったね

影武者で織田信長役やってた人がいいな、この人なかなかイカスんだけど、他であんまり見たことないんだけど

しかし仲代達也さん中盤あたりからどえらい顔してるよね、これは正直言って演技とか役者以前に誰だかわかんないんだけど

ホラー映画が気に入らない理由がわかった

ホラー映画においては、閲覧者を驚かせることが最大の正義なのだ
だから、どういう経緯とか伏線とか話の流れ、根拠などどうでもよくてとにかくどんな手段もちいようが、閲覧者を驚かせることができることが正義であり正解なんだ
だから「なんでこの罪に対してこの罰なの?」と疑問に思うこと自体がおかしい行動にあたるわけで、驚きたい人向けと言うことなんだな
だったらレンタルコーナーの分類方法として、「とにかく驚きたい人向け」と言う分類を追加していただけないでしょうか
そうすればその分類にあるものは借りなくて済むんだけどな
とにかく驚きたい人、根拠なんかどうでもいいけどとにかく衝撃を受けたい人向け
で、製作者の意図するところとしては「どう驚いたでしょ」って言いたいわけね
「びっくりした?」ってもうどうでもいいや

2016年11月10日木曜日

背水の陣について

背水の陣ってそれなりに見かける表現なのだけど、この表現の使い方が微妙に間違っているんじゃないかなって言うかそう思うことが多いのだけど
そもそも背水の陣をしいた韓信の目論見としては退路を断って無茶しようってわけでもなんでもなくて背水することによって得られる利点が多い、有効だと判断したからなんだよね
ここは一発背水でいったほうがいいんじゃね?ってことなわけでさ
だから崖っぷちに追い込んで奮い立たせるとかそんな感じではないのだけど、日本人っていうのはとにかく根性とか精神論が好きな人がマジョリティーを握っているので、そういうちょっと頭のよろしくないのだけどなぜか地位や名誉を多少得られた方達に気に入られたいために素晴らしい韓信の背水の陣を自分たちのいいように捻じ曲げて悦に入っているとしか思えないよな
現在一般的に用いられる用法としては逃げ場がないような状況に追い込んで無茶するって言うようなことを背水の陣って表現することが多いような気がするのだけど、それって要は怠慢、無能の現れなだけなんだけど
策もなしに逃げ場がない状況なんてものに陥るって言うのは管理側の怠慢、無能の確固たる証拠とでも言いましょうか、背水の陣しいたからにはやっぱり結果を出さないとダメだよね
背水の陣しいたけどやっぱりダメだったとかありえない、ちょっと理論的におかしいということなんだけど
結果を伴わない背水の陣があり得ないとでも言おうか
まあ安易に背水の陣とか言っちゃうって言うことはとりあえず無茶とか気合とか根性論とか振りかざしたいだけなんだろうなってことで
なんて言うかもっとも間違っている例は
「背水の陣でもしてがんばれ」とかかな